メーデー

2015.2.26
労働者が連帯して地位や労働条件の向上をめざして行動する日。「労働者の祭典」とも言われている。
メーデーですべての働く人々と団結し、労働者の地位を向上させよう

  メーデーとは労働者が団結し、連帯して労働に関する権利を要求する日です。そのはじまりは1886年5月1日、アメリカの労働組合が「8時間労働制」を要求して行ったストライキ。以来、世界的に5月1日がメーデー(May Day)とされており、多くの国では祝日になっています。日本のメーデーは祝日でないため、組合員の参加しやすさを考慮し、その前後の土日に開かれることが多くなっています。

 
 メーデーでは、デモ行進や集会、スローガンの採択などが行われます。その目的は労働者の地位や労働条件の向上、人権・労働基本権など権利の確立、民主主義の発展、平和活動など、労働者の労働環境改善や社会的連携です。近年では、様々な団体がブース出展やパフォーマンス、イベントを行って、組合員が家族で気軽に参加できる要素も取り入れています。
 
 メーデーの役割は、労組の活動意義を確認するとともに、組合員同士が交流すること。メーデーに参加することで、多くの労働者の仲間がいることを実感でき、また、他労組や産別の活動動向を知るための良い機会にもなります。メーデーで得た知識や交流を、その後の組合活動につなげるキッカケにしましょう。

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