取材から写真撮影、原稿、レイアウトまで
機関紙づくりの基本が学べるミニ講座を開催中
現在、アプレコミュニケーションズでは、「読んでもらえる機関紙づくり」をテーマに、全5回(+アンコール1回)の講座を開催しています。代表の鹿野を中心に、実際に労働組合の機関紙づくり、広報ツールづくりに携わっている編集者やデザイナーが講師となり、毎回異なるテーマで機関紙づくりのノウハウを体験していただくセミナーです。
今回は、8月23日(水)に開催した第2回「取材・インタビューの基本」の様子をご紹介します。
「読んでもらえる機関紙づくり講座」チラシ・申し込み用紙(PDF)
今回の講師は、組合員・組合役員はもちろん、学生や企業、芸能人・著名人など、これまで300人以上の取材・インタビュー経験を持つ編集者・大塚が務めました。
取材・インタビューとは単に記事・原稿を書くためだけの手段ではなく、さまざまな情報を得ることを通じたコミュニケーション機能を担っています。そのため「インタビュースキル」とは、「質問力」や「聞く力」とも言い換えることができ、仕事や日常的な会話でも役立つものです。
講義ではまず、そうしたインタビューの必要性について触れ、それを踏まえたうえで、取材前の事前準備や実際にインタビューする際のポイントを紹介しました。
事前準備で押さえておきたいのは、①読者に何を伝えるのか目的を明確にすること ②インタビュイー(取材対象者)について調べておくこと ③質問内容を考えておくこと の3つ。大塚講師いわく、『「成功するかどうかの80%は準備で決まる」という言葉は、取材・インタビューにも当てはまる』のです。
また、インタビュー中のスキルとして、①雑談を通じて緊張をほぐす ②尋問にならない質問の仕方 ③相手が沈黙してしまった場合 ④インタビュイーの気分を盛り上げるリアクション の4点を解説。
いきなり本題に入らず雑談からスタートするのは、場を温めるだけでなく、インタビュアーのためでもあります。インタビュアーが緊張していると、インタビュイーにも伝染してしまうため、お互いがリラックスできるよう雑談は意外と大切なのです。
こうした基本を学んだら、いよいよ実践です。他組織で活躍中の組合員を紹介する連載記事を想定して、参加者同士で実際にインタビューを行い、内容を発表していただきました。
インタビューで重要なのは、インタビュイーに「興味を持つこと」と「敬意をはらうこと」。そして、「なぜ?」「どうして?」「たとえば?」「もっと詳しく!」を意識すること。相手に興味や関心を持てば、質問したいことも自然と出てくるはずです。
終了後のアンケートでは、「即実践したい!」「やってしまいがちな注意点がモロ自分に当てはまっていた…」「インタビューって難しいと思っていたが、これからやってみたくなった」などなど、たくさんのご感想をいただきました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
次回、第3回は「上手な写真の取り方」をテーマに開催します(9月20日(水)18時~)。機関紙で映える写真撮影のコツと注意点などをご紹介しますので(SNSでも活用できます!)、ご興味のある方はぜひご参加ください。
「読んでもらえる機関紙づくり講座」チラシ・申し込み用紙(PDF)